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第6回「アマニフォーラム」セミナーが開催

 日本製粉は9月19日、東京・千代田区のJA共済ビルにおいて、第6回「アマニフォーラム」セミナーを開催した。
 冒頭、日本製粉の清水弘和取締役専務執行役員が「このアマニフォーラムセミナーでは、座長に千葉大学の元学長で、名誉教授である齋藤康先生を迎えて、毎回、医者の立場からの最新情報と管理栄養士の人の話など、最新の医療情報と正しい栄養情報を提供している。昨年度は、高齢者の栄養管理をテーマに、健康寿命をどのように具体的に延伸していくかについて話し合った。今年度は、高齢化とともに深刻な問題である少子化に関して取り上げ、若年層、子どもの栄養管理をテーマにして、子どもたちを取り巻く環境を考え、その環境下にいる子どもたちの健やかな成長を考えて、我われ大人が取り組まなければいけない課題、そしてそこに連動する様々な新しい話題を提供して考えていきたい」などと挨拶した。

 第1部では神奈川工科大学応用バイオ科学部栄養生命科学科の岡田知雄特任教授が「子どもの生活習慣病─脂質脂肪酸栄養の視点─」について、第2部では大阪母子医療センター栄養管理室副室長で管理栄養士の西本裕紀子氏が「子どもの生活習慣病予防と発育に必要な栄養管理」についてそれぞれ講演した。

 また、共同取組み紹介として、レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyの柴田快取締役が、日本製粉と共同で作成したアマニを使用したレシピ動画や自社サービスについて紹介した。

 第3部では、日本製粉が「スーパーシード アマニについて」講演した。アマニの産地の紹介や栄養情報、オメガ3脂肪酸の体内での代謝の仕組みや機能性など、基本的な情報を幅広くわかりやすく伝えた。アマニ油の認知度は、2015年1月に16.6%だったのに対して、2017年9月には45.1%まで上昇し、そのうち購入したことがある人は約3割、購入経験はないが今後購入してみたい人は4割を超えるという。

 第4部では、ゲストにタレントのくわばたりえさんを招き、「子育ての悩みQ&A」をテーマに子どもの栄養管理に関する母親の悩みとその解決策を探った。