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雪印メグミルクが25年3月期の決算説明会を開催
戦略設備投資の効果で生産力向上を見込む

 雪印メグミルクは5月9日、東京・四ツ谷の同社9階会議室において平成25年3月期決算説明会を開催した。連結経営成績は、売上高が5,229億8,700万円(前年比102.7%)、営業利益が150億900万円(同95.2%)、経常利益が163億8,400万円(同91.7%)、当期純利益が96億円(同103.2%)であり、原料価格値上げのコストアップ要因などにより、前期に対して増収減益となった。また、業績予想との比較では、売上高は上回ったものの、営業利益は下回る結果となった。四半期ごとの推移をみていくと、上期は増収増益を達成したものの、下期は増収減益となった。中野吉晴社長は下期減益の理由について「最大の要因は単体の家庭用乳食品の減退であり、原料価格値上げによる消費低迷と市場競争激化への適切な対応が不十分であった。平成25年度は、その点を踏まえ取り組んでいきたい」と説明した。
 平成26年3月期の連結業績予想は、売上高が5,400億円(同103.3%)、営業利益が170億円(同113.3%)、経常利益が165億円(同100.7%)、当期純利益が95億円(同99.0%)としている。