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ありがとリーボ協会が発足イベントを開催

 スペイン在住のオリーブ油専門家で構成される「ありがとリーボ協会」(アヌンシア・カルビオ会長)は7月22日、Zoomで発足イベントを開催した。
 最初に、協会会員の田中富子氏が協会の目的や主な活動について説明した。スペインは世界最大のオリーブ油生産国であり、オリーブ油の栽培や採油、オリーブ油の健康効果などについて多岐にわたる研究を行っている。ただ、その研究はスペインの国外にはほとんど出ていないのが現状。「今、アジアなどで栽培が非常に進んでいて、情報が不足していることを目にする。スペインにある本物の情報を外に出すことが必要と考えて、1年かかり当協会を設立することになった。本物の知識を世界中に広めて、オリーブを中心に国際交流できるブラットフォームになりたい」と田中氏は強調した。活動は、WEBコースやイベント、コンファレンスなどを予定しており、参加者が積極的に入っていく双方向の形をめざしている。今秋からWEBコースなど本格的な活動を開始する。
 アヌンシア・カルビオ会長会長は、「オリーブの世界を愛している人々と一緒に考えていきたいということで協会が発足した。オリーブに関する重要な役に立つことを伝えていきたい。スペインやイタリアなどから日本まで直接行って伝えることは難しいが、オリーブの世界のトップに君臨している我々から日本人が学んで、日本国内でエキスパートになって、その知識を広めてもらうのが願いだ」などと語った。