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日本水産が秋冬新商品発表会を開催

 日本水産は7月15日、オンライン上で「ニッスイ2021年秋冬新商品オンライン発表会」を開催した。
冒頭に、中野博史執行役員が挨拶し、まず、4~5月の業績(単体)については、「常温、農産品の苦戦が続いている。一方、業務用食品の復調が全体的にみられている中で、家庭用の好調が支えて全体として順調に推移している」と報告した。
 その上で、冷凍食品では、惣菜分野が新商品の寄与もあり、前年比107%、弁当商材では、弁当以外で活用されて121%、麺類では、1食完結型が好調に推移して107%、練り製品のちくわは、昨年9倍の影響もあり、今年度は108~120%とかなり高い伸びを示している。昨年苦戦した業務用食品は「今年は115%と持ち直しの復調となっている。水産品では、カニ、鮮活魚が大きく復調している」と説明を加えた。
 その上で、今回の秋冬商品の開発背景について、「昨年2月から新型コロナが発生し、現状は第5波といわれている。この社会環境の中で、自分自身で自分を守るということで家族の絆、時間の大切にするという流れが強くなっているのがこの1年半の状況ではないか。また、コロナは第五波が一番大きな波と予想される。今後、生活者の生活環境や行動が制限されることもあるので、注意して健康に過ごせるかという点をどのように当社として役立てるかという観点で今回の新商品は開発した」と語った。
 新商品60品、リニューアル品19品、計79品を発売し、売上目標は約147億円を見込んでいる。