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USDAが21/22年産の作付意向面積を発表

 米国農務省(USDA)は3月31日、2021/22年産の農家の作付意向面積の調査結果を発表した。
 大豆は前年比105.4%の8,760万エーカーと伸長する一方、トウモロコシは同100.4%の9,114万4,000エーカー、綿花は同99.5%の1,203万6,000エーカーとなり、前年並みにとどまった。
 大豆は前年比105.4%増加したものの、USDAのアウトルック・フォーラムの予想(9,000万エーカー)よりも 240万エーカー少なかった。29州のうち前年に比べて増加しているのは22州と多かったが、伸長幅が事前の予想よりも限定的だった。
 米国の大豆作付面積は、2019/20年に米中貿易摩擦の影響で前年比15%程度落ち込んだ。中国の需要回復により、2年連続で作付面積は増加する見通しであるが、貿易摩擦以前の水準(8,900~9,000万エーカー)に比べるとまだ開きがある。