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ケンコーマヨネーズは2021年春夏新商品として8品を上市

 ケンコーマヨネーズは2月3日、2021年春夏新商品発表会を開催し、常温および冷蔵の業務用新商品8品を発表した。
冒頭、商品開発本部の奈良岡弘之本部長は、現在の消費者動向について「コロナ禍において、健康が非常に重要視されている中で、普段の食事から気を付けようという意識がさらに強まっている。また、フードロス削減への意識が、企業だけでなく一般の人にとっても大きなテーマとなりつつある」と述べた上で、「こうした意識は今後さらに強まると予測し、このような部分にフォーカスして役立てるように商品開発を行っていく」と、新商品開発の背景を語った。
 今回、同社が新商品発売のキーワードとして掲げるのは「健康志向」「作業性・簡便性」「フードロス」の3つだ。これらキーワードに加え、「日本の味・郷土の味」「ちょっといいこと」「小型形態」を付加価値として追求し、おいしさだけでなくバリューを届けられる商品を提案する。
 新商品の目玉となるのは、新しいドレッシングの切り口として開発された「サポドレ」シリーズだ。“Comfort Foodトレンド(食べなれた親しみのある味の食品)”と“食品栄養素への注目”という、コロナ禍に現れた2つの食品トレンドに着目したドレッシングとなっている。日常使いのドレッシングを「サポドレ」に変えるだけで、いつもの味わいを変えることなく体に“ちょっといいこと”をサポートする。シリーズには「ごまドレッシング」と「クリーミーオニオンドレッシング」の2タイプをラインナップした。
 もうひとつの目玉として、テイクアウトやデリバリーにも便利な2食分の使い切り小型パウチ惣菜「のせるだけ」シリーズを発売する。ごはん、パン、サラダなどに乗せるだけで、手軽に主食や主菜が完成する便利なシリーズだ。「キーマカレー」「タコスミート」「ガパオ」の3タイプを展開。スパイスや現地食材の風味をきかせた本格的な味わいとなっている。取り扱いやすいサイズなので、業務用ルートだけでなく、家庭用としての販売も想定している。