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USDAが2020/21年の作付意向面積を発表

 米国農務省(USDA)は3月31日、2020/21年産の農家の作付意向面積の調査結果を発表した。
 大豆は前年比109.7%の8,351万エーカー、トウモロコシも同108.1%の9,699万エーカーと伸長する一方、綿花は同99.8%の1,370万3,000エーカーとほぼ前年並みに留まった。
 大豆は前年比9.7%増加したものの、USDAのアウトルック・フォーラムの予想よりも150万エーカー減少しており、州毎では29州のうち22州で増加または現状維持となっている。最も大幅に増加したのは、サウス・ダコタ州で、同154.3%(190万エーカー増)の540万エーカーの見込み。増加したものの前年の作付面積(565万エーカー)に届かなかった。また、最大生産州イリノイも同105.5%の1,050万エーカーと回復傾向を示した。
 その他の上位生産州では、アイオワは同101.1%の930万エーカー、ミネソタは同108.0%の740万エーカー、ノースダコタは同117.9%の660万エーカー、ミズーリは同113.7%の510万エーカーといずれも増産が予想される。