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巨大サイズの「リード クッキングペーパー」がギネス世界記録に認定

 ライオンは11月22~25日に東京の日比谷公園で開かれた「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2018」で、魚食文化の普及を応援するため、独自の吸収力とろ過力で幅広い料理に使え、簡単においしくヘルシーに仕上げる「リード クッキングペーパー」を来場者に無料配布するとともに、11月22日にはクッキングペーパーの世界最大認定に挑戦するギネス世界記録チャレンジを行った。認定会場には、通常サイズの約10.97倍という縦106.5cm×横199.4cm×高さ106.5cmの巨大な「リード クッキングペーパー」の外箱が用意され、ギネス世界記録公式認定員の石川香織氏(写真右)がサイズを計測し、「最も大きな料理用吸収シート・パッケージ」に見事認定された。
 ライオンのリビングケア事業部で「リード」ブランドを担当する山口翔平氏(写真左)は、「リード クッキングペーパー」の特長について「圧倒的な吸収力が売りだが、それだけではなく、丈夫さやペーパーに隙間が多いことを生かして電子レンジ調理に使ったり、落し蓋としても、また蒸し料理や煮込み料理にも使える」とアピールした上で、世界記録に挑戦しようと考えた理由について「そもそも魚食文化を広げていこうというフィッシャーマンズ フェスティバルの思いに共感した。ここでぜひリード クッキングペーパーを使った料理をできるだけ多くの人に食べてもらいたいと思い、大きな鍋で料理ができないか、それなら大きなリードが必要になるというのがきっかけ」と語った。
 公式認定員の石川氏は「記録として認められるためには、ただ大きくするだけではダメ。パッケージや中のクッキングペーパーとも(通常品と)同じ倍率で拡大する必要がある。記録対象になるのは、外のパッケージの長さ、高さ、幅で、記録達成の条件は既存製品の10倍以上である必要がある。クッキングペーパーなので機能性ももちろん働かないといけない。100mlの油などの液体を垂らしたものをシートで覆って、きちんと吸収できることを証明する必要があるが、この点においてはすでに審査済みの状態になっている」と述べた上で、その後、外箱のサイズ計測が行われ、ギネス世界記録に認定された。
 、公式認定証を授与されたライオンの山口氏は喜びをガッツポーズで示すとともに、巨大サイズの「リード クッキングペーパー」の制作で苦労した点について「製品をそのまま等倍させなくてはならず、通常の製品の中身のペーパーにはミシン目が入っているが、それもこの巨大なロールに付けないとけいけない。全長80mになるロールに2m幅でミシン目を付ける作業がまず大変だった。中のロールは重さが80kgになり、箱の中に入れるのも大人が8人で行った。一番こだわったのが箱の形状も通常品と同じにすることで、箱を開けたときに点線のところでピリピリと切れるかにもこだわって作った。製作期間は何回かトライ&エラーを行ったが、最終的にこの仕様にしてから1カ月弱くらい」とエピソードを披露した。
 その後、巨大クッキングペーパーを1枚広げて、吸収力の証明映像を紹介した後、イタリアンレストラン「ROBERTO」の前田好彦シェフが料理のポイントや「リード クッキングペーパー」の使用方法などを説明した上で、認定された「リード クッキングペーパー」を落し蓋に使って作った巨大なアクアパッツァを来場者約150名に振る舞った。