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USSECが第2回ソイオイルマイスター表彰式典

 アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は8月24日、東京アメリカンクラブで、「アメリカ大豆ソイオイルマイスター2018表彰式典」を開催した。ソイオイルマイスター検定は、大豆油に焦点をあて、日米からの視点を交えて、多くの人と共有・共感し、理解を深めていければという考えからUSSECが昨年より始めた検定。第2回目の今年は93名(昨年80名)の新たなソイオイルマイスターが誕生し、合格者の表彰や基調講演などが行われた。
 開会挨拶を行ったた全米大豆基金財団(USB)のキース・タップ副会長は、受験者への謝辞と合格者を祝った上で「私どもは日本植物油協会をはじめとする産業パートナーより、米国の大豆業界として大豆油需要の活性化を図って欲しいという要望をもらった。そうしたニーズに応える取り組みのひとつとして誕生したのがソイオイルマイスター検定である。ソイオイルマイスターとなった方々には、日本の顧客、消費者に大豆油の様々な利点、長所を伝えるアンバサダーになってもらい、今後、ともに大豆油の未来を繋いでいくことを楽しみにしている」と語った。
 続いて、USSEC日本HUディレクターの立石雅子氏が今回の検定結果について報告した。今年の検定には昨年より38名多い158名が申し込み、5月26日に東京・大阪の2カ所で行われた試験の平均点は87点だった。受験者の所属については、製油メーカーが3割以上、加工油脂メーカーと商社がそれぞれ1割、その他、油問屋、食品大豆メーカー、検定協会、クッキングスクール、大学関係者、レストラン、豆腐マイスターなどが占めた。
 表彰式では、USSEC北アジア地域ディレクターのポール・バーク氏やUSBのキース・タップ氏をはじめ米国の大豆生産者から、合格者の代表者2名に認定証とピンバッジ、ロゴ入り記念品が贈呈され、米国大使館農産物貿易事務所のモーガン・パーキンズ所長と、日本植物油協会の齊藤昭専務理事が祝辞を述べた。引き続き、ポール・バーク氏が「サステナビリティと高オレイン酸大豆」をテーマにした基調講演、昨年の合格者で第1回ソイオイルマイスター米国研修に参加したマルキチの木村真治常務が研修報告を行った。