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「第23回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」を開催

 日本チョコレート・ココア協会は9月14日、東京・大手町の経団連会館で「第23回チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」を開催した。
 セッションⅠでは、3人の講師がチョコレートやココアに関する最新の研究成果を発表した。
 3題目の講演では、「チョコレートとココアの明日」と題して、自治医科大学医学部の間藤卓救急医学教授が発表した。間藤教授は、医師としての経験を重視しながら、臨床現場でのチョコレート・カカオの活用を追求している。今回の発表では、昨年に引き続き、ミルクとココアを両方摂取することによるココアの機能性について紹介したほか、服薬のコンプライアンスをチョコレートのマスキング効果を利用して解決しようとする服薬補助チョコレートの開発など新たなチョコレート・ココアの応用の可能性について言及した。服薬補助としてチョコレート・ココアは、マスキング効果があり、飲みやすいという評価が得られたことを紹介。