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ライオンが「リード プチ圧力料理バッグ」メディアセミナー
かんたん、手作りを両立する調理の新提案

 ライオンは“「ちゃんと」をかんたんに”の「リード」ブランドから、新発想の調理バッグ「リード プチ圧力調理バッグ」を3月7日より新発売した。これに先立ち2月22日、東京・青山のロイヤルガーデンカフェ青山でメディアセミナーを開催して、商品特長などを紹介した。
 はじめに同社ヘルス&ホームケア事業本部リビングケア事業部の渋谷恵ブランドマネージャーが挨拶し、「『リード』ブランドは今年7月で、クッキングペーパーを発売して49年を迎える。現状は『リード』製品の使い方やレシピ情報を通じて、家族のためにおいしい料理をちゃんと作りたい主婦の方を応援している」と述べ、流通との商談状況については「実際に触って、作って食べることで一層この商品の良さがわかると好評」と手応えをつかんでいると話した。
 続いて同事業部の山口翔平氏が商品特長などを紹介した。増加傾向にある有職主婦が帰宅後の夕食作りにストレスを感じている一方で、惣菜や冷凍食品は簡単で助かるがどこか罪悪感があり、手作りを食べさせたいといった思いを抱える人が少なくない。「リード プチ圧力バッグ」を使えば、“かんたん”と“手作り”を両立でき、材料と調味料を入れて電子レンジで加熱するだけで、じっくり煮込んだようにおいしい一品が短時間で「かんたん」に作れる。さらに、食材を入れた段階で、加熱せず冷凍・冷蔵保存しておけば、忙しい時にもすぐに手作りのできたて料理が、鍋やフライパンなどの調理器具を使わずに作れるという保存機能も備えている。
 電子レンジ調理時に加熱ムラを防ぎ蒸気を対流させるため、蒸気口がついた耐熱性の高いジッパー付きバッグとなっているため、“プチ圧力”調理するので、従来のラップかけによるレンジ調理やシリコンスチーマーを使った場合に比べて、短時間で食材がやわらかくなり、味がしみこみやすくなる。
 煮魚もじっくり煮込んだようにおいしく仕上がる。セミナーでは、サバの味噌煮を通常の工程で調理した場合と、新商品を使って作ったものを食べ比べ、レシピ開発などで協力した料理研究家の小田真規子氏がそのおいしさの違いを判定した。「リード プチ圧力バッグ」で作ったサバの味噌煮は「鍋で作ったものと比べるとツヤ感はなく、煮汁もさらっとした感じがあるので少し不安になるが、食べてみると凄く魚がふわふわで、サバの中にきちんと塩分が入っていて、全体の味のまとまりはこちらの方が良い」とお墨付きを与えた。
 また、行平鍋を持っておらずフライパンで煮魚を作る人もいるが、そうするとフライパンの消耗が激しく、臭いもつきやすい。調理バッグの方は袋を捨てるだけで後片付けも要らない」と利便性を評価した。調理時間も通常の作り方の約半分で済む。
 その後の第2部では、セミナー参加者が新商品を使い、自分で作って試食できる体験コーナーへ。記者もブリの照り煮を作ってみたところ、用意された手作りのものより、やわらかく、味がしみておいしいと実感した。なお、「リード プチ圧力バッグ」は1~2人用サイズで、5枚入り、オープン価格(参考価格:税抜き300円前後)で販売されている。