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ライオンが雨活アイデアコンテスト2017表彰式

 ライオンは全国の小中学生から雨水の有効活用に関するアイデアや具体的な活動を募集する「雨活アイデアコンテスト2017」の表彰式を1月20日にキッザニア東京で行った。7回目の今回は過去最多の合計1万1,614点(2016年は9,289点)の応募があり、最優秀賞8点、優秀賞9点、佳作33点、努力賞48点、団体奨励賞2校、団体努力賞3校が選ばれた。当日は、最優秀賞受賞者8名と保護者を招いて表彰式が催された。
 表彰式冒頭に主催者挨拶を行ったライオンの小林健二郎取締役上席執行役員は「ライオンとしてこのコンテストに込めた思いは2つある。ひとつは、ライオンは歯磨きや洗剤を売っているが、ほとんど水を使う製品で、水が大事だと社員全員が持っている。皆さんが大きくなっても地球の水がきれいに使えるように、われわれも考えて洗剤を作っており、雨水をどう活用したら良いかというテーマを考えて欲しいのがひとつめである。2つめは、色々なことにチャレンジして欲しいという思い。アイデアを考えたり、研究したり、作文を書いたり、標語を考えたり、ポスターを描いてもらっているが、学校でするわけではないチャレンジで、そのチャレンジした作品が1万1,614点の中から選ばれたことはとても凄い」と語った。
 続いて、作文、ポスター、自由研究・自由表現、標語の各部門について小学生、中学生それぞれの最優秀賞受賞者に賞の授与が行われた。その後ライオンとともにコンテストを主催する特定非営利活動法人雨水市民の会の山本耕平理事長は「とても印象に残る作品が今年は多かった。雨水の本質をよく理解し、それが作品に反映されていて、とても質が高い作品が集まった印象を持っている」など審査委員講評を述べた。
 会場のキッザニア東京はエデュテインメントタウンをコンセプトにした子供向けの職業体験型テーマパーク。開業当初からライオンは歯科医院パビリオンのスポンサーで「楽しみながら仕事や将来の自分のイメージを持って、何かを学び取って欲しい」(小林取締役)というように、表彰式後に最優秀賞受賞者にキッザニア東京で楽しむ機会も提供された。入賞の詳細はライオンのWebサイト(http://www.lion.co.jp/ja/csr/social/rain/)で公開されている。