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花王コラボレーションフェア2017秋が開催

 花王は11月21~22日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京において、流通の取引先に向けて同社グループの新製品紹介や売場提案を行う「花王コラボレーションフェア2017秋」を開催した。その中で、同22日には「花王2018年度方針説明会」を行った。
 方針説明会では、まず吉田勝彦専務がモノづくりやマーケティングに関して、変化の発現(昨年の振り返り)や社会基盤(根底)からの変化、変革期の課題、マーケティングチャレンジなどについて、続いて花王カスタマイズマーケティングの竹内俊昭社長が販売に関する提案として、売場活性化による新たな需要創造、売場生産性向上への取組み、花王グループ販売組織再編について、それぞれ説明した。説明会の最後に登壇した澤田道隆社長は全体的な哲学的な内容を含めて全体のまとめを行った。
 花王コラボレーションフェア2017秋は、共創~生活者への新たな価値提案~」をテーマに、生活者への新しい価値、売場・売り方、コラボレーションの提案を新製品なども交えながら行ったほか、課題解決に向けたコラボレーションについて個別に情報交換を行うコミュニケーションゾーンも設けた。
 花王カスタマーマーケティングの竹内社長が方針説明会で紹介したように、変化する顧客像に合わせた売場やエンドサイドの活性化による新たな価値提案、五感に訴えるカラーマーチャンダイジング売場といった売場活性化による新たな需要創造のほか、店頭からの効果・効率的な価値伝達、デジタルを利用した顧客コミュニケーションの仕方なども注目を集めた。提案ブースゾーンでは、生活者情報や購買行動にもどついた“売場・売り方”提案や、新たな清潔・衛生価値による快適で心地よい暮らしの提案、また、身体の本質研究に基づいた毎日続けられる健康習慣提案、肌や髪の本質研究から生まれたビューティ提案を行った。
 なお、コラボレーションフェアには2日間で約1,500人が来場した。