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J-オイルミルズの倉敷工場が竣工

J-オイルミルズは6月13日に、かねてより建設を進めてきた倉敷工場の竣工安全祈願祭と見学会、竣工披露パーティーを開催した。
 倉敷工場は、JA全農の子会社であるJA西日本くみあい飼料の飼料工場と全農サイロの原料サイロとともに岡山県倉敷市玉島ハーバーアイランドに新設された大豆搾油工場で、3社が食品・飼料コンビナートを構築することにより競争力のある高品質な製品を提供していく中で、西日本の大豆搾油拠点として、大豆油と大豆ミールの安定供給を目的に建設された。J-オイルミルズにとっては1968年に旧事業会社の日本大豆製油が神戸工場を建設して以来、約半世紀ぶりの大豆搾油工場になる。
 竣工安全祈願祭では、戸島神社の桑野宮司によって粛々と執り行われ、始動の儀では八馬史尚社長がタブレットを使って起動ボタンを入れ、その後、玉串奉奠などを行い、竣工の安全を祈願した。
 同日午後には倉敷国際ホテルに場所を移して直会が行われた。開会にあたり八馬社長が施主挨拶を行い、竣工式を無事滞りなく終えたことを報告した上で「2016年2月24日の起工式から数えること475日間にわたる倉敷工場建設工事は長丁場であり、またピーク時には400人を超える皆様にご尽力頂き本日の竣工式を迎えることができた。これだけの大規模な、また長期間にわたった工事だが、無事故無災害で竣工式を迎えることができたのは、ひとえに倉敷工場の設計・施工に携わってこられたJFEエンジニアリング、味の素エンジニアリングをはじめ、本工場建設に携わって頂いた11社と、その11社とともに尽力頂いたすべての工事関係者の方々が心をひとつにして真摯に取り組んで頂いた努力の賜物であり、深く感謝している。また着工に先立って計画段階から多くの協力を頂いた岡山県産業労働部、岡山県土木部、倉敷市文化産業局には改めてお礼申し上げたい」と感謝の意をあらわした上で、「この倉敷工場は西日本の大豆搾油拠点として大変大きな役割と期待を背負っている。JA全農、全農サイロ、JA西日本くみあい飼料と連携し、競争力ある高品質な製品を生み出す食品・飼料コンビナートを築き上げていきたい。倉敷工場の建設は当社としては1968年、日本大豆製油神戸工場建設以来、約50年ぶりの搾油工場の建設となる。これまでの先人が築き上げてきた叡智と最新鋭の機器導入により、従来の要員数からするとほぼ半減した少数精鋭体制による可能な限りのローコストオペレーションを追求する所存である」と抱負を語った。