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外食ビジネスウィーク2017が開催

 外食ビジネスウィーク実行委員会は、8月29~31日の3日間、東京ビッグサイトにおいて、外食産業の食品・飲料・設備・サービスが一堂に集結する商談展示会「外食ビジネスウィーク2017」を開催し、来場者数は3日間で4万9,758名となった。油脂関連では、フレーバーオイル、米油、オリーブオイルなどの出展があり、来場者から現場視点の反応が数多く寄せられた。

 うれし野ラボが今回初出展し、業務用に新しく品揃えした16種類ものフレーバーオイルをお披露目した。これまで家庭用で展開していたフレーバーオイルだが、このたび業務用として新しく270g瓶で発売、豊富なラインナップが最大の特長となっている。業務用では珍しい色付きの瓶容器を採用しており、統一感のあるシリーズがきれいに並べられたブースは来場者の視線を誘っていた。同展示会は個人店からの来場者も多く、ラーメン、パスタ、居酒屋など、幅広いジャンルから関心が寄せられ、現場の生の声を聴く絶好のコミュニケーションの機会ともなった様子だ。

 ラーメン産業展に出展した太田油脂は、落花生油と風味油を中心に紹介した。特に落花生油は、家庭用でもお馴染みのゴマ油などとは異なり、実際に料理に使用するとどうなるかをイメージできる人がまだ少ないため、認知度の向上に努めた。すでに採用のあるラーメン店や一度でも使ったことがある人からは、他の油種にはない独特な風味などが圧倒的に支持されており、魅力を知ってもらうことが直に採用につながる期待も高い。また、使用している店舗もまだ少ないため、他店との差別化にもつなげられる。同社は同展示会には今回が初出展で、来場者からは良い反応が得られた様子だ。
 
 築野食品工業は、「におわない!へたらない!くせがない!」のキャッチコピーとともに揚げ物向けを中心にコメ油を紹介した。展示会期間中は、1日約20kgのポテトを差し油しつつ同じコメ油で揚げ、試食を振る舞った。最終日には揚げたポテトの総量が60kgにも及んだが、におわずへたらずくせのないポテトフライとコメ油の特長を来場者は実感し楽しんでいた。