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味の素がおいしさと栄養に配慮した新製品など発売

 味の素は7月11日、東京・港区の品川プリンスホテルにおいて、「2017年秋期新製品試食説明会」を開催した。執行役員の森島千佳食品事業本部家庭用事業部長が登壇し、同社の事業戦略や新製品について説明した。

 同社は事業ビジョンとして、おいしさと栄養を提供することで、生活者の幸せと健康に貢献し、充実した生活をサポートするという“Ajinomoto Group Shared Value(ASV)”の実現を掲げている。
 今回は、多くの肉や野菜、たん白質の摂取に貢献する「Cook Do 今日の大皿」シリーズのパッケージを全面改訂するとともに、主力品の品質を向上させるほか、「鍋キューブ」からは新品種「10種の野菜だし鍋」を発売する。また、2016年度に前年比107%で伸長し、過去最高販売実績を更新した「クノール」からは、高齢者の高まるたん白質摂取意識に応える新製品「たんぱく質がしっかり摂れるスープ」2品を発売する。

  試食会場では、J-オイルミルズも新製品を紹介した。家庭用油脂製品からは、「AJINOMOTO バターフレーバーオイル」160g瓶、「AJINOMOTO オリーブ&レモンフレーバーオイル」70g瓶を8月下旬より発売する。
 「バターフレーバーオイル」は、調理に使いやすい液状でコゲつきにくいのが特長で、従来のようにバターを切って使用する必要がなく、簡便性にも優れている。パッケージに記載されたオムレツのほか、バターのホイル焼きやバターソテーなど、様々なバター料理に使用できる。

 「オリーブ&レモンフレーバーオイル」は、親和性の高いオリーブとレモンの風味で、料理やデザートへの“ひとかけ”の提案を広げる。レシピ検索サイト「クックパッド」では、オリーブオイルのメニュー約27万件のうち、オリーブオイルとレモンを使用したメニューは約11%の3万件を占めるという。

 家庭用マーガリンからは、「ラーマ お菓子作りのためのマーガリン」150g、「ラーマ ひまわり」140gを9月1日から発売する。
 「ラーマ お菓子作りのためのマーガリン」は、イベント時や子どもと一緒になど、安定したニーズのある家庭でのお菓子作りに向けた提案で、マーガリンの新しい需要喚起を目指している。カップ容器入りのため使いやすく、柔らかく練り込みやすいので、冷蔵庫から出してすぐに使用できる。

 「ラーマ ひまわり」は、油の健康イメージが向上する中、オレイン酸とビタミンEが豊富なヒマワリ油を使用することで、マーガリンのメインユーザー層である50~60代の健康志向に対応し、また新規需要創造への想いも込めた。