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カネカがフードフェスタ2017を開催

 カネカとカネカ食品は5月30~31日、東京ビッグサイトで「カネカグループ フードフェスタ2017 for smile」を開催した。カネカは今春、機構改革を行い、食品事業部をFoods&Agris Solutions Vehicleへと再編し、食文化の発展と食の豊かさの創造に貢献する事業を目指し、新たなスタートを切った。今回は、「選ばれるモノづくり」をテーマに、同社グループの一押し製品や新規食品素材を使った価値ある強い商品づくりで、不確かな時代に勝つためのアプローチを提案した。
 コンセプトゾーンでは、同社グループの魅力や、一押し製品ラインナップなどを紹介した。油脂関連では6月発売の新製品2品「ヴィオロン シートJW」、「ラシェンテ SN」が注目を集めた。

企画・アイデアゾーンでは、今年の市場予測から流行を先読みした“Next Hitブレッド”や、フードペアリングや健活・美活、フォトジェニックなスイーツ、地域ブランディングを切り口にした“Coming Trendスイーツ”を提案した。「ヴィオロン シートJW」を使用したものでは、カナダで家庭でも作られる人気のお菓子をメープル風に仕上げた「カナダの味!バタータート」、「ラシェンテ SN」を使ったものでは、ラム酒の聞いたシロップにブリオッシュを浸したノド越しの良いチルドパン「ひんやり レモンのサバラン」や、ふんわりスポンジと滑らかなクリームで仕立てた真っ黒な「ブラックショートケーキ」が目を惹いた。
 原料・素材ゾーンでは、実演販売士ワッショイ浜氏がカネカグループ製品と素材を組み合わせて、多彩な味のバリエーション、コストダウンにも繋がるアイデアを実演を交えて楽しく紹介した。また、グループ会社の太陽油脂は、パイ用油脂として好評を得ている「チップシートNP」の新ラインナップで乳化剤・着色料・香料不使用の「チップシートピュア」や、風味が軽くチーズなどの乳製品と相性の良いフィリング用ショートニング「CZ」を新たな原料・素材として提案した。