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テーブルマークが主力カテゴリの冷凍麺を強化

 テーブルマークは1月25日、東京・羽田の食品開発センターにおいて、2017年春夏新商品発表会を開催した。はじめに、マーケティング&セールス本部マーケティング&セールス戦略部の春口真一部長が、冷凍食品業界の動向や新製品の開発背景について説明した。

 春口部長は、「たとえばうどんを買うならば、冷凍食品の売場で買ってもらう。やはり私どもの一番強いところの商品をブラッシュアップする。あるいは新商品を開発する」と、主力カテゴリを強化することで冷凍食品売り場全体を盛り上げていく意向を示した。

 開発テーマには、“「食べる人」の価値・課題を明確にした商品作り”を掲げ、「食べる人」の期待に応える商品作りを実現する。さらなる強化を図る主力の冷凍麺カテゴリからは、家庭用一押し新商品である「北海道産小麦使用 稲庭風細うどん3食」で、“暑い夏の調理”“食が落ちる夏”でも調理しやすく、食べやすい価値を提案する。こだわりの包丁切り製法でなめらかな食感を生み出しているほか、パッケージでは火を使わない電子レンジの簡便調理を引き続き訴求強化していく。

 さらに、“「簡便性」と「個食ニーズ」の強化”を図り、女性の社会進出や共働き世帯の増加による食事に関するニーズに応える。春口部長は「CVSの売場がここ何年かでどんどん冷凍食品を強化していると感じている。どちらかというと個食になる。その部分で、スーパーも個食の品揃えを強化している」と分析し、新商品「CoCo壱番屋監修 汁なしカレーまぜうどん」や「ホルモン焼うどん」を紹介した。“CoCo壱番屋”や“こてっちゃん”とのコラボ商品で、便利なトレー入りで袋のままレンジ調理ができる簡便性も備えている。
 同社の2017年春新商品は家庭用冷凍8品、家庭用常温6品、業務用19品の計33品を、リニューアル品は計36品を発売する。

 続けて、テーブルマークグループであるケイエス冷凍食品の2017年春新商品発表に移った。はじめに、大野潤取締役が新商品の概要を説明し、特に業務用の一押し品として、世界のミートボールシリーズ第1弾「THE WORLD MEATBALL アルボンディガス/ポルペッティーニ」2品を紹介した。同品は、冷凍ミートボールシェアNo.1の同社がアレンジした、ひとくち食べれば“新しい感動”に出会えるミートボールとして、今までにない味・食感を堪能できる製品となっている。牛肉使用、こだわりのデミソース、簡単オペレーションといった特長を備え、新規の設備投資や当初の発売予定時期を遅らせるほどこだわり抜いた仕上がりを誇る。