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EIBがトルコ産食材のPRイベント開催

 エーゲ輸出機構(EIB)は11月24日、東京・東新橋のコンラッド東京において「Discover Turkish Foods 奥田政行シェフプロデュース~トルコ食材の夕べ~」を開催した。
 同イベントは、トルコの食の魅力を再発見し、新たなビジネス商材発掘の場を提供するもの。
 当日は、トルコ代表的な食材である、オリーブ油、ドライフルーツ、ヘーゼルナッツ、レンズ豆などを使って奥田政行シェフ(山形「アル・ケッチャーノ」オーナー)によるオリジナル料理の調理デモが行なわれ、世界三大料理の一つに数えられるトルコ産食材の魅力を紹介した。
 イベントの中で、エーゲ穀類豆類油糧種子輸出企業組合のモイズ・ヘムスィ会長は、弊誌の取材に対して、トルコの最新の油脂事情について明らかにした。
 トルコは、近年オリーブの生産に注力している。同国のオリーブの木の数は、2002年に9,000万本だったが、2006年には1億7,100万本に増加している。オリーブ油の生産量が拡大傾向にある中で、2016/17年は17万7,000トンが見込まれている。さらに、2023年頃には、6万5,000トンの増産をめざしている。
 最近のトレンドについてヘムスィ会長は「化学肥料や農薬を使わないオーガニックの認証を得たオリーブ油の生産が増えている。オーガニックオリーブの生産は2015年に9万3,000トンに達した」と強調した。
 トルコでは、オリーブ油のほか、ヒマワリ油やナタネ油などを生産している。ヒマワリ油は、トルコで最も多く消費されている。また、ゴマも貴重な品種が生産されている。「トルコは、日本人が好む金ゴマを作っており、非常に貴重なゴマとして日本へ輸出している。金ゴマは他の国ではあまり作られず、トルコで最も作られている」とヘムスィ会長は語った。