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日清オイリオグループの第2四半期決算は減収で大幅増益

 日清オイリオグループは11月17日、東京・新川の本社において2017年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
 売上高は、前年同期比3.8%減の1,550億3,200万円、営業利益は77.5%増の55億4,000万円、経常利益は48.3%増の51億2,200万円、四半期純利益は47.5%増の39億6,400万円と減収で大幅な増益となった。
 営業利益の増加についてセグメント別でみると、「油脂・油糧」が15億円の増益、「加工油脂」が9.5億円の増益、ファインケミカルが1.5億円の増益、「ヘルシーフーズ」と「その他・調整」がそれぞれ1億円の減益だった。特に、「油脂・油糧」と「加工油脂」の寄与が大きい。「油脂・油糧」では、搾油採算の改善と適正な販売価格の形成が図られたことにより増益になった。「加工油脂」では、特にISF社が欧州向けの付加価値型パーム製品の拡販が好調に推移したことが貢献した。
 通期の連結業績予想は、売上高3,290億円(前年同期比0.4%増)、営業利益90億円(同26.2%増)、経常利益90億円(同22.1%増)、当期純利益60億円(同19.5%増)としている。
 今村隆郎社長は「今年度の収益は概ね順調に推移しており、計画した利益を達成できるとみている」という考えを明らかにした。