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J‐オイルミルズの第2四半期決算は、コスト低下や高付加価値品の拡販で増益

 J‐オイルミルズは11月7日、東京本社において2017年3月期第2四半期決算説明会を開催した。第2四半期は、売上高903億3,700万円(前年比97.6%)、営業利益33億5,400万円(同216.4%)、経常利益35億4,500万円(同197.8%)、純利益21億9,400万円(同227.6%)と減収増益となった。
 営業概況について、八馬史尚代表取締役社長は「上期の油脂市場動向は、昨年度のプレミアムオイルの大幅伸長があって市場全体が伸長したことからすると、それが一巡して市場全体では前年割れの状況。ただし、ベーシックオイルとオリーブ油については、引き続き成長を続けており、当社もこの領域は前年を上回ることができた。業務用については、特に夏場以降、天候不順で厳しく、また、デフレがある中でこれまでと潮目が変わった局面に入っている。その中で、当社としては安定的に販売を遂行することができた。今の原料、為替、ミールの状況はそれぞれ良いポジションにある中で今後マイナス要因が増えてくることを考えると楽観する状況にはない」などと報告した。