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日光ケミカルズが創立70周年記念講演会を開催

 日光ケミカルズは今年6月7日に創立70周年を迎えたことを記念し、10月4日に東京、10月5日に大阪でそれぞれ創立70周年記念講演会を開催した。
 日本の国民の4人に1人がシニア層となり、世界一の超高齢社会となっている中で、社会環境を踏まえ、シニアマーケティング、健康、チャレンジ、夢などをキーワードに、プロスキーヤーでクラーク記念国際高等学校校長の三浦雄一郎氏と、博報堂・新しい大人文化研究所所長の阪本節郎氏が講演した。
 講演を前に開会挨拶を行った宇梶静男社長は、同社の沿革を振り返り、「日光ケミカルズは今から70年前、戦後昭和21年、創業者である関根正巳、鴫原完の両名が日本の戦後の復興に少しでも貢献をしたいということでアサヒ商会を立ち上げた。そこでは、石けん、ワックス等の原料の販売をスタートした。そして、東京オリンピックの昭和39年に現在の日光ケミカルズに社名を変え、70年間、皆様の支援のもと、ともに歩み、成長させて頂いた。その間、昭和51年には創業者の考えで、業界に少しでも御礼しようということで、界面活性剤のハンドブック(化粧品・製剤原料)を刊行した。これは、その後5年、10年の節目毎に記念発刊し、今年度、パーソナルケアハンドブックを出し、これを含めて過去9冊のハンドブック、参考本を顧客、仕入先、大学の研究機関、図書館等に寄贈している。その後、開放研究室を開設し、界面活性剤の基礎研修や化粧品、外用剤の製剤化技術の研修をできる施設を研究室内に設けて、国内外約3,000名に利用されている。現在では、大阪営業所や中国・上海に同じような開放研究室を設けている。一方、開発面では、多くの大学の先生方や社外の研究の方々にお力添えを頂き、界面活性剤以外にもビタミン誘導体、有効性、機能のある成分を開発し、上市している。また、最近では安全性や有用性の評価試験を行う会社もグループ内にでき、業務の範囲も広がってきた。世界に対する販売のネットワークも全世界に代理店を置き、最近では中国に自社の営業拠点、シンガポールには製造および営業拠点を置き、今年に入ってフランスには評価機関として、実際にヒトの皮膚を応用して色々な評価試験ができる研究室も設けることができた」と述べた。
 昭和21年に1社から始まった同社は、現在では業務別に7つの会社を持つNIKKOLグループとして大きく羽ばたいている。宇梶社長は今後について「グループ各社が培ってきた多様な創造性、高度な技術、豊富な経験を結集して、次のステージへと目指していきたい。グループ各社間、社内・社外、国内・海外、ニーズとシーズ、様々なステージでより高い価値の事業展開を加速していくために、今年から“joint”という言葉で私たちの思い、決意をあらわした。このjointという言葉を用い、NIKKOLグループ一丸となって、ますます業界の発展に貢献し、皆様とともに成長していければと思っている」と語った。
 記念講演では、三浦雄一郎氏が「攻める健康法~挑戦し続ける心~」、阪本節郎氏が「これからの超高齢社会と新しい大人市場の創造」をテーマにそれぞれ講演した。