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ATOが介護食テーマにセミナーを開催

 アメリカ大使館農産物貿易事務所東京(ATO)は6月14日、東京都台頭区の正栄食品工業で食品メーカーやマスコミ向けに「介護食向けアメリカ食材栄養セミナー」を開催した。
 当日は、ATOのレイチェル・ネルソン所長の挨拶のあと、慶応義塾大学医学部の井上浩義教授から「長寿社会の食と介護~予防と抗重症化~」をテーマに医学的見地から介護食について講演した後、赤堀料理学園の赤堀博美校長から、米国産食材を使った美味しくて簡単に作れる栄養価の高いユニバーサルデザインレシピを紹介した。
 講演の中で、井上教授は「介護食品は、単に高齢者の健康を維持する食品ではなく、もっと攻める食事と考えている。今、元気でない高齢者を元気にし、元気な高齢者ならば、男性はよりたくましく、女性はより美しくなる積極的な介護食をめざすと、もっとマーケットが広がる」と述べた。