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日清オイリオグループが「ありがとう介護研究会」を主催

 日清オイリオグループは6月20日、東京・千代田区のホテルグランドパレスにおいて「第16回ありがとう介護研究会」を主催した。
 白十字社の山﨑英美氏が「オムツの正しい知識とQ&A」について、松沢病院の認知症専門医である新里和弘氏「認知症~医療と介護のつながり~」についてそれぞれ講演し、約130名の参加者が熱心に耳を傾けた。

 山﨑氏は、排泄ケアの基本について説明したうえで、おむつの種類やパッドの構造を紹介した。また、モレの原因を解説し、正しいオムツの身に付け方をわかりやすくレクチャーした。

 新里氏は、20年以上認知症医療に携わっている経験を踏まえて、認知症がどのような病で、どのように向き合うべきなのかを語りつつ、地域包括ケアシステム構築の必要性を紹介し、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症についてそれぞれ説明した。
 最後には、介護の素質、上手な介護の十二か条などに関して、介護する人、される人がより幸いな認知症への向き合い方ができるよう、エピソードを用いながら解説した。

 日清オイリオグループは、トロミ調整食品やエネルギー補給食品、生活習慣対応食品などを展示した。脳のエネルギー不足を助ける中鎖脂肪酸関連では、スティクゼリー「中鎖脂肪酸 メモリオン」や、粉末・食用油脂「日清MCTパウダー/オイル」などを紹介した。
 このほか、水やお茶に混ぜるだけで水分補給用ゼリーが作れるゼリー食調整食品、トロミ調整食品、エネルギー補給食品などを紹介し、サンプル提供も行った。