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NY発「Fat Witch Bakery」が上陸  予約制の受け取り処を京都に開店

 リボン食品はニューヨーク(以下NY)のFat Witch Bakery(ファットウィッチベーカリー)社とパートナーを組み、6月11日に京都市・左京区に事前予約したブラウニーを受け取るスタイルのブラウニー専門店「ファットウィッチベーカリージャパン・予約受け取り処」を開店した。これに先駆け、6月8日に内覧会を実施した。
 ファットウィッチベーカリーは1998年にNYのチェルシーマーケットに開店し、地元ニューヨーカーの間で評判が広まった魔女のキャラクターが特徴的なブラウニー専門店だ。ブラウニーは、米国発祥の伝統的な家庭菓子で、母親が子どもに愛情を表現する定番のチョコレートの焼き菓子となっている。
 ファットウィッチベーカリーのブラウニーは、小ぶりでありながら食べ応えがあり、外はカリッ、中はしっとりのチョコレートリッチな風味・食感があり、“くずれたひとかけらでも満足できる”充実感が最大の特長となっている。
 昨年9月より国内で通信販売を開始し、全12種類のブラウニー「ファットウィッチベイビー」(1個税抜300円)と、ブラウニーとパイをねじった「スティックウィッチ」(6本入り1セット1,320円)、ドリップコーヒー(5袋入り1セット600円)などを展開している。今年に入って、新宿伊勢丹や銀座松屋のバレンタインフェアに出展し、4月にはジョージアの新商品とのコラボレーション、5月には阪急百貨店のNYフェアや大丸京都店のパイコレクションに出展するなど活動を広げてきた。そして、6月11日に京都に「受け取り処」をオープンした。
 受け取り処は、事前予約(WEB、FAX、電話)したブラウニーを受け取ることをコンセプトにしており、基本的に予約なしでは購入できない。来店してその場予約による郵送や翌日受け取りなどにも対応していく予定だ。マグカップやトートバッグなどの雑貨は予約は不要だが、店頭のみの販売で、既存のオンラインショップでは販売されない。
 受け取り処というコンセプトにした理由は、海外発の菓子・レストランの人気店の中には行列ができ、並んでも買えないという場合もある。予約をすれば、待つことなく必ず商品を買えるようにしたいという想いから、このスタイルにしたという。
 こうした対面販売による“おもてなし”だけでなく、オンラインショップと差別化を図るため、既存のNYオリジナルフレーバーや日本限定フレーバーだけでなく、京都限定商品を新たに用意した。ブラウニーでありながらすっきり爽やかな「ゆず」、間違いない満足感が得られる「抹茶あずき」、濃厚なブラウニーにゴマの香ばしさを加えた「ごま」、中身はNYの定番「オリジナル」と同じだが京都限定パッケージも品揃えしている。
 また、予約商品は6個、9個、12個、18個といった箱入りだが、「ウィッチトリック」(魔女のいたずらの意味)は予約不要・ピースで販売する。いたずらの名の通り、どんな味があるか店に来ないとわからない。第一弾は味噌味のブラウニーだ。そのほか結婚式のギフトやカスタマイズ商品も手掛ける。