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日本オリーブオイルソムリエ協会が「OLIVE JAPAN2016」国際オリーブオイルコンテストを開催

 (一社)日本オリーブオイルソムリエ協会は4月20~22日、東京・銀座のコートヤードマリオット銀座東武ホテルにおいて、「OLIVE JAPAN2016」の国際オリーブオイルコンテストの審査を実施した。
 同コンテストは、2012年に日本で初めて開催された国際オリーブ油コンテストであり、今や世界の主要な国際コンテストの一つとして知名度が高まってきている。
 今年で5回目を迎えるコンテストには、世界24ヵ国(スペイン、イタリア、ギリシャ、日本、ポルトガル、米国、豪州、チリ、トルコなど)から前年(22ヵ国、441品)を大幅に上回る600品がエントリーされた。日本からも48品の出品があった。
 審査員は、イタリア州立IRTA研究所の主席研究員のアグスティ・ロメオ氏(スペイン)、イタリアのIOC認定パネルリーダーのドゥッチョ・モドッゾ氏(イタリア)、ナパバレーオリーブオイルコンテスト審査委員長のアレクサンドラ・デバリーン氏(米国)、J‐オイルミルズの水野勢技世氏、香川県農業試験場小豆オリーブ研究所主席研究員の柴田英明氏ら、世界のオリーブ油主要生産国・消費国12ヵ国から、テイスターの専門家21人が務めた。
 20日の審査開始にあたって、多田俊哉実行委員長(日本オリーブオイルソムリエ協会理事長)はコンテストの趣旨や審査の概要を説明した。
 挨拶に立った多田実行委員長は「当協会は、オリーブ油の知識を教える講習会を開催している。当協会は、業界と利害関係がなく、オリーブ油の輸入や販売を行わず、教育に特化している。オリーブジャパンは、消費者を大事にしており、“リアルクオリティ”を実現し、適正なコンペティションを行う。出品されたオリーブ油を公正に評価して、出品者や生産者に情報をフィードバックしていきたい。今年は600本のエントリーがあり、スペインが177品、イタリアが110品応募した。中には欠陥オイルもいくつかあった。審査員の皆様は、誰が生産したか考えずに判断して頂きたい」などと挨拶した。