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marutaブランドが国内産原料使用のエゴマ油を数量限定で販売

 太田油脂は9月24日、東京・港区のRestaurant Bar CAYにおいて、「『marutaブランド』えごまへの取組ならびに新商品発表会」を開催した。
 同社はわが国で初めてえごま油を食用として商品化し、えごまオイル関連商品を7品展開していたが、このたび希少な国内産えごまを使用した通販限定商品「国産毎日えごまオイル【凛】」の予約販売を開始し、既存のえごまオイル3品は栄養機能食品としてリニューアルして10月20日より順次販売を開始する。新製品の販売にあたり、同発表会では太田健介社長による挨拶、新製品・改良品の紹介や、marutaブランド広告キャラクターに就任した岡江久美子さんを交えたトークショーを行った。
 
 太田社長は挨拶において、えごま油中には高い健康機能のあるα-リノレン酸が60%と豊富に含まれており、昨年来非常に注目が高まっていることを説明し、家庭用食用油の市場動向については「家庭用のオイルにおける市場構成も変わってきて、今まではナタネ油、キャノーラ油、オリーブオイル、ごま油が主体であった市場が、オメガ3脂肪酸についてのカテゴリーも5%くらいに市場を伸ばしてきた。ここが2014、15年の中では大きな動きになっている。したがって現在、(えごま)オイル市場としては、2013年までは日本の国内だいたい500トンくらいであったのが、14年15年とほぼ倍増して、今年多分1,000トンくらい行くのではないかと言われ、今後もますます市場が拡大していくことを予測して進めている」との見解を示した。
 また、同社の製品については、「当社の特徴は二点。一点は、自社で中国の産地からしっかりと一貫管理をした体制ができていること。もう一点は日本で初めて食用化したので、製造ノウハウがしっかりとある。そういった意味で、風味の改善、酸化の安定性というところが当社の優れている点だと思っている」と語った。今後は研究機関との取り組みを強化しつつ、食べ方を広めていく考えだ。

 太田社長と岡江久美子さんのトークセッションでは、岡江さんが「私は朝ごはんのスムージーに入れたり、お味噌汁に入れたり。熱に弱いというのは知っていたので、炒め物とかには使わずに、そのまま飲むとか、ヨーグルトに入れたり、ドレッシング代わりに入れたりとか、何でもです。本当に変なニオイもないし、とても使いやすくて良いですよ」と自身の食べ方を紹介し、日頃から同社のエゴマ油を愛用している様子を語った。

 新商品「国産 毎日えごまオイル【凛】」は、国内で契約栽培した希少なえごまを使用し、注文後の製造でフレッシュな作り立てを用意する。限られた種子のため、1,500名に対して半年間の定期購入型で提供していく。