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全日本菓子協会が創立30周年祝賀会

 全日本菓子協会は6月15日、東京・港区の浜松町東京會舘において第30回通常総会とともに、創立30周年記念講演会、同記念式典および祝賀会を開催した。総会では役員改選が行われ、川村和夫会長を再任した。新任副会長では、重光武雄氏(日本チューインガム協会会長)を選任した。
 総会終了後、農林水産省食料産業局の櫻庭英悦局長を講師に「食品産業をめぐる現状と課題」と題した記念講演会が行われ、続いて、記念式典に移った。その中で、多年にわたり同協会の要職を務めてきた黒川光博副会長(全国和菓子協会会長、虎屋社長)に農林水産大臣感謝状が、また、元常務理事の神永健二氏(日本チョコレートココア協会元専務理事)、藪光生常務理事(全国和菓子協会専務理事)、石黒莞治理事(日本洋菓子協会連合会専務理事)、持田謙二理事(日本洋菓子協会連合会事務局長)の4名に農林水産省食料産業局長感謝状が贈られた。
 川村和夫会長は記念式典の中で「30周年を契機に、日本の菓子産業が新しい発展の道を切り拓いて行けるように、今後一層、菓子業界が抱える課題に対して真摯に向き合い、その解決に努力していきたい」との考えを示した。祝賀会では「和食や日本酒と並び、世界で日本の菓子文化が評価されている。日本の菓子産業が世界に羽ばたいて行く日が間近になっている。産業の基盤を強くしないと、大きな評価に応えられない」とした上で「デフレを自らの力で跳ね除けていく強い業界にし、世界でさらに評価を高めたい」と語った。