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カネカがフードフェスタ2015を都内で開催

 カネカとカネカ食品は6月16~17日、東京流通センターにおいて「カネカグループ フードフェスタ2015」を開催した。「OPEN DOOR おどろきと感動の世界へ、ごいっしょに。」をテーマに、カネカの食品事業グループの新製品やパン・菓子メニューの提案、多彩なステージイベント、企業コラボ・ブースを含む80社以上の仕入先メーカーの出展など、製品、情報サービスを統合し、新たな価値を提案した。2日間で約3,000名が来場し賑わった。

 フェスタ情報発信基地「ステージの扉」では、カネカ・テクニカルアドバイザーの山崎隆二シェフによるパンの食べ方提案や、モンディアル・デュ・パン関係者と山崎シェフによるトークショー、「カネカ新技術~ロールイン誕生ものがたり」など多彩なステージイベントを行った。
 フェスタ発見交流空間「カネカグループの扉」では、扉の向こうに新しい世界が広がる部屋を設置し、新製品やパン・菓子の新メニューを試食を交えて展開した。チャレンジの部屋では、構想10年をかけて開発した製菓・製パン用折り込み油脂「ヴィオロンシートBY」の濃厚なバター風味や「ヴィオロンチョコBY」の本格的なチョコ風味と使いやすさを提案した。バター代替の部屋では、昨今のバター高騰、品不足から好評を得ている既存の「ノヴァバターリッチプロ」に加えて、バター51%配合した有塩タイプの製菓・製パン用マーガリン新製品「ノヴァバターリッチS(有塩)」を紹介し、バター使用品との比較試食を行った。スイーツ×サイエンスの部屋では、半生菓子やスポンジ生地のソフトさを長期間持続させる製菓用の機能性油脂「イニシャルMA」(マーガリン)と「イニシャルSH」(流動状ショートニング)を用いたパウンドケーキやスコーンの老化抑制効果や、起泡性乳化油脂「クレビスGL」を使用するとバウムクーヘンやロールケーキがふんわり仕上がることを既存品使用品との比較試食でアピールした。また、小さなパン屋をイメージしてアイデアブレッドを焼き立てで提供するブレッドの部屋、手みやげスイーツを提案するスイーツの部屋では、多彩なパン・菓子の新メニューの試食ができ、人気を集めていた。また、北海道産製品紹介コーナーや、全国売れ筋パンの展示、昨年に続いて女子パン企画も行った。