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竹本油脂がゴマ製品価格改定へ

 竹本油脂は2015年1月5日出荷分より、ゴマ油・食品ゴマ製品を対象に価格改定を行う。
 同社は原料価格の暴騰を受けて13年5月、10月、さらに14年4月と3度にわたり価格改定を要請してきた。現在、原料価格は一時期に比べて一服状態で推移しているが、14年9月以降為替相場が円安に動き、特に11月以降は7年振りの大幅な円安相場になっている。そのため、原料コストが一段と高騰し、企業努力の限界を超え、「値上げのお願いをせざるを得ない状況になった」としている。
 同社は原料価格の暴騰を甘受している訳ではなく、ゴマ原料価格安定のために、新産地の開拓やアフリカ・中南米などで農業開発を推進している。しかし、それらの施策が実際効果を発揮するにはまだしばらく時間がかかる見通しだ。
 なお、価格改定幅については、営業担当より個別に案内するとしている。