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理研農産化工の第1四半期決算は減収増益

 理研農産化工は8月7日、平成27年3月期第1四半期の業績を発表した。
 当期の連結業績は、売上高64億8,600万円(前年比87.0%)、営業利益8,800万円(同1億1,700万円増)、経常利益1億1,100万円(同1億1,400万円増)、四半期純利益7,200万円(同8,400万円増)の減収増益となった。主な要因は、油脂原料高の中、製品販売価格の是正に取り組んだため。販売数量は前年から油脂、製粉ともに減少した。
 油脂事業については、主原料相場が高値圏で推移する中、販売価格の是正と物流コスト削減に取り組み、販売数量は減少したが増益となった。製粉事業については、輸入小麦の政府売渡価格改定にともない製品価格の値上げに取り組んだが、消費税増税の影響により業務用小麦粉、家庭用小麦粉とも計画達成には至らず減収減益となった。肥料用事業については、消費税率引き上げにともなう駆け込み需要の反動による落ち込みが大きく、減収減益となった。
 なお、通期の見通しは、売上高290億円、経常利益5億6,000万円、純利益3億5,000万円を見込む。販売価格の是正、設備投資や改善活動による製造部門の効率化、物流合理化等を進め、引き続きコスト削減に取り組む。