• 原料

日加菜種予備協議が開催
14/15年度のカナダナタネの期末在庫は7%に低下予想

 第38回日加菜種予備協議が7月16日にカナダ・ケベック州モントリオール市で開催され、その報告会見が7月30日に農水省で行われた。
 同予備協議に参加した日本代表団の小池賢二団長(日本植物油協会国際部会長、日清オイリオグループ製油事業部マネージャー:写真中央)、原尚敬副団長(油糧輸出入協議会雑原料委員長、三井物産穀物物流部米麦・油糧種子室長:写真左)らが出席し、協議の概要については日本植物油協会の齊藤昭専務理事(写真右)が報告した。
 同予備協議では、「2014年における日本の油脂及び油糧種子市場の展望」「2014年産菜種の作柄に関する生産農家の見解」「14/15年カナダ産菜種の需給展望」「2014年前半の輸入菜種の品質について」「カナダ搾油産業の変化、品質分析」「最近のカナダ物流動向」の6つの議題について協議された。なお、カナダ代表団の団長はルイ・ドレイファス・コモディティーズ社のTracy Lussier氏が務めた。

 昨年のカナダのナタネ生産は、面積は前年を下回ったが単収の増加で1,800万トンの記録的大増産となった。注目される2014年産については、雪解けが遅く、低温湿潤の天候下で作付け開始が遅れ、サスカチュワン州を始め作付け進捗は平年に比べて遅れ気味となった。その後、作付けは急ピッチで進み、6月中旬には、ほぼ平年並みで終了した。しかし、6月下旬から7月初旬にかけてサスカチュワン州東南部を中心に豪雨があり、洪水も発生し、その影響が懸念されている。
 現段階での洪水の影響は不明だが、現地輸出業者によると、単収34.3ブッシェル/エーカー(前年比85.1%)、収穫面積1,996万8,000エーカー(同99.3%)を想定し、生産量は1,517万7,000トン(同83.9%)と予想している。この生産量に昨年からの繰越在庫252万2,000トン(前年58万8,000トン)や輸入量を加えた総供給量は1,777万9,000トン(前年比94.7%)が見込まれる。
 一方、需要予想は、国内搾油量が766万3,000トン(前年比107.1%)、輸出量861万5,000トン(同98.2%)としており、種子・飼料用を加えた総需要は1,659万6,000トン(同102.1%)と引き続き堅調が予想される。
 これらの結果、14/15年度の期末在庫は118万3,000トン(前年比46.9%)にとどまり、在庫率も前年の15.5%から7.1%に低下する見通しだ。
 なお、国別の輸出先は、13年に急増した中国が引き続き300万トン超の水準、日本は平年ベースの230万トン程度、メキシコも平年並みの150万トン弱、米国100万トン弱、その他UAEやパキスタン等が想定されている。