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日本油脂検査協会が平成26年度第1回評議員会を開催  
新評議員会議長にJ-オイルミルズの楳田純和社長が就任

 公益財団法人日本油脂検査協会は5月28日、東京・千代田区の如水会館において平成26年度第1回評議員会を開催し、平成25年度の事業報告、決算報告を異議なく承認した。その後、2年間にわたり評議員会議長を務めた日清オイリオグループ
大込一男相談役から議長退任を申し出たことを受け、新たにJ-オイルミルズの楳田純和社長が評議員会議長に選任された。また、大込評議員の評議員退任の申し出を受けて、日清オイリオグループの今村隆郎社長が後任として評議員に選任された。
 評議員会の終了後に開かれた懇親パーティの冒頭挨拶を行った戸谷洋一郎理事長は同協会の歴史を振り返った上で、「平成23年4月1日付で公益財団法人日本油脂検査協会としてスタートして現在4年目を迎えたところである。わが国の食用植物油脂のJAS規格は、諸外国に比べて極めて厳しい基準が設けられている。それゆえ当協会は、食用植物油脂の品質に対しては極めて慎重に、かつ極めて厳しい体制で臨み、安心・安全を確保している。しかし、今後はTPP交渉の結果から、わが国の搾油産業は厳しい状況に直面することが想定される。そしてそれにともない、JAS規格品ではない最終製品の自由な輸入がますます盛んになることは時の流れかもしれないが、輸入食用油脂は品質や表示を含め、安全性のチェックが十分にされていない危険性がある。それゆえ食用植物油脂安全と安心を守る検査機関として、さらに消費者がJASマークに信頼を寄せ、安心マークになるよう、より一層の社会貢献と業界発展に全力を尽くしていきたいと心を新たにしている」と語った。
 その後、農林水産省消費安全局表示・規格課の島崎眞人食品表示・規格調整担当室長が来賓を代表して「JAS規格は5年毎の見直しが義務付けられており、明日開かれるJAS調査会において食用植物油脂の改正案を審議頂くことになっている。今回の改正内容については、いわゆる食品JAS規格において品目横断的に進めている食品添加物の規程の改正や、水分・夾雑物等の測定方法の規程の改正ということになっており、大幅な改正ということではない。この規格改正の折には、貴協会、事業者の皆様に色々な形で対応頂いており、今後も引き続きJAS制度への理解と協力をお願いしたい」と述べた。

 さらに、新たに選任された楳田評議員会議長は、「評議員会議長の職責の重さを感じている」と就任にあたって所感を述べた上で、「われわれ食品を扱っている企業は、何と言ってもどんなに時代が変わっても安心で安全で安定した製品の供給の責任を負っている。どの企業においても、食品の安全性、品質に関して気を配り、これ以上どうすれば安心を保つことができるのかと思うぐらい、どの企業においても最大限の努力を図っている。ただ、思いも寄らない不測の事態が生じて、消費者や流通の方にご迷惑をお掛けする事例がままある。個々の企業の問題と思うが、協会としての使命を是非遂行していくにあたって、微力ではあるが最大の努力をしていきたい」と抱負を語った。
 引き続き、大込前評議員会議長による乾杯の発声で和やかな懇親へ。最後は同協会の齋藤昭理事(日本植物油協会専務理事)の油〆により散会となった。