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理研農産化工の中間期業績は増収減益
 油脂は数量増加も価格是正遅れ大幅減益

 理研農産化工の平成26年3月期第2四半期連結業績は、売上高157億9,600万円(前年比119.6%)、営業損失7,600万円(同3億2,400万円減)、経常利益500万円(同2億9,600万円減)、四半期純損失700万円(同1億9,500万円減)の増収減益となった。
 主因は、油脂原料高の中、製品価格の是正が遅れたためとしている。製粉事業については、販売数量は業務用小麦粉が前年比97.4%、家庭用小麦粉が104.4%となり、利益面では苦戦し減益となった。油脂事業については、新規取引先開拓等により、販売数量は前年比102.5%と健闘したが、急激な円安による原料価格高騰等のコスト増加に対して価格是正が遅れ、大幅な減益となった。肥料事業については、事業再生に取り組み、販売数量は前年比105.7%と健闘したが、有機原料価格高騰により減益となった。
 なお、平成26年3月期の見通しは、価格是正への取り組みと物流・製造コストの削減により、売上高315億円、経常利益5億円、純利益2億8,500万円を見込んでいる。