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理研農産化工が原料小麦サイロ増設

理研農産化工は10月18日、本社・佐賀工場で第3期原料小麦サイロ竣工の記者会見を行った。
 今年4月2日から工事を進めていた原料小麦サイロの第3期増設工事が、予定通り9月末で完成し、10月7日に竣工式を実施した。今回増設したのは、5,000トンで、既設分と合わせて小麦の総収容力は1万1,300トンになる。投資額は約3億5,000万円で、設計施工は日清エンジニアリングが行った。
 同社は、これまで全国で3番目の小麦生産県に製粉工場を持つ強みを生かして、佐賀県産小麦粉の生産と販売に力を入れており、ユーザーも増加している。しかし、この数年は天候不順が重なって、佐賀県産の小麦の不作が続いている。同社はユーザーに安心して国産小麦粉を供給できるよう、国産小麦の備蓄能力を高めて、安定供給力を高めていく考え。現在、同社の小麦扱い量の約3割が国産であるが、これを近い将来に4割近くまで高めていくという。