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第35回全国かどや会総会が開催

 かどや製油の特約店など重要取引先で構成する「第35回全国かどや会総会」が10月4日、神奈川県・箱根町で開催された。
 総会の冒頭、同会の井上彪会長が挨拶に立ち、「原料のゴマの価格も昨年に比べて上がっており、かどや製油も5年ぶりに値上げをされていると聞いている。そのような状況にあるが、昨年誕生した安倍政権による大胆な金融緩和や、円安・株高、2020年の東京オリンピックの招致成功があり、東日本大震災からの復興、原発の問題など課題は多い中、多少明るい兆しが出てきた。一歩抜け出つつあるこのようなムードをしっかり守りながら、苦しんできた製配販、食品業界において各層が適正な利益を共有できるようなかたちを望んでいる」と語った。

 その後、総会議案の審議が行われ、第5号議案では特別会員のかどや製油より全国かどや会の発展的解散が提案された。かどや製油の小澤二郎社長は「全国かどや会は昭和54年にスタートし、当社特約店を中心とした重要取引先を招き、幹事会、総会を行ってきた。本年で第35回になる。取引先様を訪問させて頂いて、全国かどや会について様々なアドバイスを頂戴してきた。様々な意見があるが、昨今この食品業界が非常に厳しい環境の中で、幹事会・総会での意見交換の場を設けることは非常に大切なことかもしれないが、もう少し形を変えて、企業別あるいはエリア毎で販売施策を相談する場としたらどうか、あるいは商品意識を高める勉強の場を作ってはどうかという意見があり、私どもの中で色々と議論したが、今年度をもって発展的解散をすることを提案させてもらいたい。今後については、会員各企業との個別の会、あるいはエリア毎での情報交換の場を設け、取り組みをさらに強化していく形としたい」と提案し、満場一致で承認された。