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USMEFが記者発表会を開催

 米国食肉輸出連合会(USMEF)は。4月19日、ホテルオークラ東京において、アメリカン・ポークおよびビーフの2013年の日本向け輸出目標や、USMEFの活動戦略について紹介する記者発表会を開催した。同発表会では、デンバー本部より来日したUSMEFのフィリップ・M・セング会長が、最新のUSビーフおよびポークの生産状況や、業界動向をもとに日本への供給の見通しなどについて説明した。また、USMEFのシニアマネージャーの土方多寿子氏が消費者向け活動について、シニアマーケティングディレクターの山庄司岳道氏が業界向け活動についてそれぞれ紹介した。
 USMEFの発表によると、米国産食肉の2012年の対日輸出量はUSビーフが事前予測15万トンに対し14万9,484トン、USポークが事前予測34万トンに対して31万4000トンとなった。わが国のUSビーフ輸入量に関しては6年連続で増加しており、USポークについては8年連続でわが国の輸入豚肉の市場シェア№1を達成している。セング会長は昨年の対日実績について「素晴らしい実績になり日本に感謝している。予測との誤差も小さく、うれしく思う」と感謝の意を述べた。
 今回発表された2013年の対日輸出予測は、USビーフが前年比45%増の21万7,000トン、USポークは前年比2%増の32万トンである。USビーフに関しては、輸入月齢条件の変更や景気刺激策による売り上げの好転を踏まえ、チャレンジの意味合いも込めて高めの設定がされた。セング会長は「実際にこれらの実績を達成するためには、日本の業界の方々、消費者の方々の全面的なサポートも必要」と述べ、米国産食肉の輸出増加に対する意気込みを語った。