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CSCがカナダ産食品大豆セミナー開催

 カナダ大豆協会(CSC)は1月30日、東京のカナダ大使館において「カナダ産食品大豆セミナー」を開催した。カナダ大豆協会のニコール・マッケラー氏、カナダ国際穀物研究所のリンダ・マルコムソン氏、オンタリオ州穀物生産者協会のバリー・センフト氏、IP大豆生産者のヒュー・ディートリック氏、ダリル・ベスウィゼリック氏、カナダ大豆輸出協会のスー・ロバート氏らが来日し、それぞれ大豆の生産状況や品質、トレーサビリティについて講演を行った。
 その中でニコール氏は2012年度のカナダの大豆生産状況や品質などについて「2012年度の大豆作付面積は、前年を上回り172万8,527haとなった。また、大豆生産量に関しても前年を上回り492万2,400トンとなった。これは、マニトバ州を中心に収穫面積・平均単収がともにともに伸びた結果である。Non-GM大豆に関しては109万4,478トンであり昨年より減産した。」と説明した。
 同協会の発表によると2011年の大豆作付面積は154万2,400haであり、今年は前年比で約112.0%であった。また、2011年の大豆生産量は422万9,200トンであり量にして69万3,200トンの増産で、前年比は116.4%であった。対してNon-GM大豆の生産量は、2011年の146万6,800トンより37万2,322トンの減産で、前年比74.6%であった。生産地別生産量の内訳はケベック州が82万5,000トン、マニトバ州が75万9,300トン、オンタリオ州が330万トン、PEIが3万8,100トンで、うちNon-GM大豆がそれぞれ22万2,750トン、3万7,965トン、82万5,000トン、8,763トンであった。
 同協会では、生産者と一丸となって、カナダ産食品大豆の品質やトレーサビリティの維持向上を行っていくとともに、加工される食品ごとに適した大豆を生産し、よりユーザーの満足度を上げていきたいという方針を示した。