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カネダが新春経済講演会を開催

 カネダは1月11日、東京・港区のホテルニューオータニにおいて56回目を迎える新春経済講演会を開催した。今年は、慶應義塾大学商学部の深尾光洋教授が「2013年内外経済の展望」と題して講演を行った。
 講演会後に催された懇親会で、金田康男社長は「昨年6月26日に社長を引き継ぎ、早いもので半年になった。お陰さまでカネダの業績も今のところまあまあで推移している。昨年は当社もそうだったが、多くの企業、国々でリーダーが変わった。日本も民主党から自民党政権へ交代し、これを機に世の中は大きな変化を遂げていくと思うが、今までの閉塞感から抜け出して新たな再生の時を迎えたいと思っている。特に今年は、五黄土星癸巳という年回りである。五黄土星がいわゆる中宮、ど真ん中にある年は、物事の善悪あるいは明暗がはっきりとし、そして企業の優劣が明確化してくるという年だそうだ。それと同時に五黄土星は、革新・革命という意味合いを持っている。癸は、水と非常に縁が深い十干であるが、癸の字は左に手偏を書くと一揆の揆という字になり、大きな力をもって世の中を変革しようという意味を持っている。巳年も十二支の中で、古い皮を脱いで新しい皮をという変革の意味を持っている。このように、今年は色々な意味で世の中が変わってくる年になると思う。過去の歴史を見ても、大きな歴史的な転換を果たす年という記録が残っており、今年は色々な変革の圧力が掛かってくると思う。カネダは、こうした世の中の変革あるいは市場の変革に常に対応して、これからもさらに一歩、脱皮していくため、一生懸命、精一杯努力していく」と語った。
 その後、金田康男社長、金田達明会長、来賓を代表して日本植物油協会の今村隆郎会長の3人で鏡開きがおこなわれ、日油協・今村会長が乾杯の音頭をとり、和やかな懇親の場へ。最後は、金田達明会長の油〆で締めくくった。