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日本水産がEPAセミナーを開催

 日本水産は7月23日、東京・丸の内のトラストシティカンファレンス・丸の内で、「EPA(エイコサペンタエン酸)について」というテーマで、マスコミ向けセミナーを開催した。
 心筋梗塞や脳梗塞など心血管系疾患の発症リスクが高まる中、血液・血管の健康を保つ機能性油脂であるEPAの特長や効能などについて、マスコミを通じて広く理解を深めるために開催したもの。
 当日は、関口洋一執行役員ファインケミカル事業部長が「消費者庁機能性評価モデル事業の発表とオメガ3系脂肪酸の評価について」、辻智子生活機能科学研究所長が「EPAの健康機能と機能性食品への展開」、平井愛山千葉県立東金病院院長が「海からの贈り物‐EPA物語‐」についてそれぞれ講演した。
 講演の中で辻所長は、福岡県久山町での疫学調査から、血液中におけるEPAとアラキドン酸との比率(EPA/AA比)が、0.25未満と低かった人は、0.75%以上の人にくらべて、心血管系疾患の発症率や死亡率が3倍となるという研究報告を紹介した。