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全油販連が第58回定時総会を開催
 流通としての付加価値を高めたいと金田会長

 全国油脂販売業者連合会は10月20日、都内で第58回定時総会を開催した。今期の役員人事に変更はない。
 総会後の第2部では、読売テレビ放送・報道局で特別解説委員をつとめる岩田公雄氏を講師に招き「時代の風─政治経済の変化を読む─」をテーマに講演会を開催。続く第3部では、農林水産省農林水産政策研究所の上席主任研究官である薬師寺哲郎氏が「食をめぐる情勢等について─高齢化社会における食料をめぐる諸問題─」と題して講話を行った。
 その後、懇親パーティへと移り、冒頭に全油販連の金田雅律会長が挨拶を行い、「(震災に見舞われた中で)われわれの油脂業界は自粛ムードの中で消費が落ち、逆に原料が高い製品を販売しなければならなかったが、価格転嫁がなかなかできず辛い思いもあった。油脂の流通としては、メーカーさんに良い製品を作って頂き、それを丁寧に説明することによって、われわれとしての付加価値を高めていくことが必要だと思っている。無駄な競争をなくし、適正な利益を得られるような方策を立てて行きたい」と語った。
 続いて、メーカーを代表して日本植物油協会の楳田純和会長の挨拶、全油販連の木村顕治副会長の乾杯の発声で懇親に入った。